第4節 全国平均と比較した28期生センター試験の結果分析  ンター 科目年度比較


(記述
+リス)
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0.8
国語 数学TA 数学UB 日本史B 世界史B 地理B 日A 世A 地A 現代社会 倫理 政・経 生物T 理科総合B 化学T 理科総合A 物理T 地学T 英+リ
200点
換算


6-7

英+リ
200点
換算


5-7



28期 校内平均点 # # # # # # # # # # # # # # # # # # #
1.センター試験は難化!: どの科目がどう変化したのか、全国平均点の推移 ンター公表科目平均 # # # # # # # # # # # # # # # # # # # # 総合計は駿台予想値
全国平均 英語(記+リ) 国語 数学TA 数学UB 日本史B 世界史B 地理B 日A 世A 地A 27期 昨年全国平均 # # # # # # # # # # # # # # # # # # # # # 総合計は駿台予想値
今 年 111.2 115.5 63.4 50.9 57.9 62.7 64.5 46.5 44.2 54.7 # # # # # # # # # # # # # # # # # # # # # #
昨 年 123.8 121.6 66.3 51.0 64.3 59.0 66.4 56.0 49.3 56.8 受験者数 # # # # # # # # # # # # # # # # # # #
昨今全国差 -12.6 -6.1 -2.9 -0.1 -6.4 3.7 -1.9 -9.5 -5.1 -2.1 受験者数 # # # # # # # # # # # # # # # # # # # #
全国平均 現代社会 倫理 政・経 生物T 化学T 理科総合A 物理T 地学T 文系合計 理系合計 英語(記+リ)
国語 数学TA 数学UB 日本史B 世界史B 地理B 日A 世A 地A 現代社会 倫理 政・経 生物T 化学T 理科総合A 物理T 地学T 文系合計 理系合計 文系合計 理系合計
今 年 60.2 71.5 69.3 55.9 69.5 56.6 63.6 51.9 555.0 573.0 校内平均 # # # # # # # # # # # # # # # # # # 全国平均 555.0 573.0
昨 年 60.6 67.6 63.7 57.6 64.2 48.0 64.6 59.7 576.0 591.0 全国平均 # # # # # # # # # # # # # # # # # # # # 昨年全国 576.0 591.0
昨今全国差 -0.4 3.9 5.6 -1.7 5.3 8.6 -1.0 -7.8 -21.0 -18.0 昨年全国 # # # # # # # # # # # # # # # # # # # #
*総合計は駿台予想値 昨今全国差 # # # # # # # # # # # # # # # # # # # #
テキスト ボックス: <難化傾向>
  上記のグラフの通り、今年は2/3の科目が昨年より平均点を下げました。とりわけ平均点を下げたのが文系の生徒が中心に受験する科目であるため、7科目の総合では文系のほうが理系よりも全国の平均点の下げ幅が大きくなりました。
  特に英語の難化が顕著で、得点上位者層が大幅に減っているのが今年の特徴です。国語の難化もあって、文系で英語と国語で高得点を狙っていた生徒には厳しい試験になりました。 
 
受験者数 # # # # # # # # # # # # # # # # # #
昨年受験者 # # # # # # # # # # # # # # # # # # #
英語(記+リ)
日A 地学T 日本史B 国語 世A 数学TA 地A 地理B 生物T 物理T 現代社会 数学UB 世界史B 倫理 化学T 政・経 理科総合A 文系合計 理系合計
昨今全国差 # # # # # # # # # # # # # 4 4 5 6 9 # #
英語(記+リ)
国語 数学TA 数学UB 世A 日A 地A 日本史B 現代社会 世界史B 地理B 政・経 倫理 地学T 生物T 理科総合A 物理T 化学T 文系合計 理系合計
全国平均 # # # # # # # # # # # # # # # # # # # #
2.英数国の全国平均との差 
*センター試験の素点での全国比較 *数学との比較用に英国も100点満点に圧縮した数値
  英語 国語 数学TA 数学UB   英語 国語 数学TA 数学UB *英数国を200点満点にした数値(数学は概算値)
28期平均点 106.0 115.4 62.8 47.4 25期 -0.8 -1.4 -0.8 -8.1 英語 国語 数学 差の合計
全国平均 111.2 115.5 63.4 50.9 26期 -2.6 -2.5 -2.5 -11.0 25期 -1.7 -2.7 -8.9 -13.4
28期受験者数 -5.2 -0.1 -0.6 -3.5 27期 -3.7 0.6 -3.8 -7.6 26期 -5.2 -4.9 -13.6 -23.7
29期受験者数 195人 137人 145人 111人 28期 -2.6 -0.1 -0.6 -3.5 27期 -7.4 1.2 -11.4 -17.5
  28期 -5.2 -0.1 -4.1 -9.4
テキスト ボックス: <英語>
 長文の語数が増え、設問もリスニングも難しくなったことで難化が進み(−12点)、昨年に続き全国的に高得点者が大幅に減少しました。
 
 新川でも同様の傾向が見られ、英語で高得点を目指した生徒は当てが外れた格好になりました。残念ながら、「英語で失敗した」という感触の受験生が多かったようです。
 
 しかし、上位校が前年より18点程度平均点を落としたのに対し、新川は10点落ちに踏みとどまったことから、実際には健闘していたことがわかります。
テキスト ボックス: <国語>  
  昨年は易化 (+12) しましたが今年は現代文の難化 (-6) が響いて全国平均は6割120点を下回った。28期生は2年生のころの模試と比較すると3年になって力をつけて盛り返して、全国平均並みの得点をあげました。
テキスト ボックス: <数学> 
 昨年は全国で1.3万人も満点を出してしまった数学TAがわずかに難化、UBは昨年並みの難易度の中、新川生は大健闘して近年にはない好成績をあげました。
2.地歴公民の全国平均との差 日本史B 世界史B 地理B 政・経 倫理
テキスト ボックス: <地歴公民の特徴>
 「授業を選択していた生徒はしっかり得点している」ものの、「授業で取らずに受験した生徒が苦戦してどうしても平均点を下げてしまう」という構図が毎年繰り返されます。授業選択者の平均点は結構高くなっています。


<地歴B科目>
 日世地どの科目も受験者が増えたにもかかわらず、どの科目も全国平均との差を4点程度改善しました。大健闘であす。


<公民> 
 地歴公民受験者の半分が選択する「政経」が好調を維持しています。政経と倫理は平均点が70点程度と高く、理系の生徒の得点源になったと考えられます。
 
          25期 -1.2 0.8 -0.8 -3.3 -10.3
  日本史B 世界史B 地理B 現代社会 政・経 倫理 26期 -2.8 -13.3 -6.5 0.7 3.3
28期平均 60.3 61.1 62.2 48.0 71.0 67.8
全国平均 57.9 62.7 64.5 60.2 69.3 71.5 倫理 政・経
全国差 2.4 -1.6 -2.3 -12.2 1.7 -3.7 67.8 71.0
28期受験者数 38人 15人 46人 3人 106人 12人 71.5 69.3
<全国平均差>           67.6 63.7
  日本史B 世界史B 地理B 現代社会 政・経 倫理 3.9 5.6
25期 -1.2 0.8 -0.8 0.2 -3.3 -10.3 27期 -2.4 -7.7 -6.7 2.2 -8.3 12人 106人
26期 -2.8 -13.3 -6.5 5.8 0.7 3.3 28期 2.4 -1.6 -2.3 1.7 -3.7 4人 117人
27期 -2.4 -7.7 -6.7 0.7 2.2 -8.3
28期 2.4 -1.6 -2.3 -12.2 1.7 -3.7
*2単位科目と4単位科目の平均点はどうなっているのか?
  地歴『A』科目 地歴『B』科目 公  民
科目名 世A 日A 地A 日本史B 世界史B 地理B 現代社会 政・経 倫理
全国平均 44.2 46.5 54.7 57.9 62.7 64.5 60.2 69.3 71.5
テキスト ボックス:    国大協(国立大学協会)は、「2単位科目では学習が不足し大学での学習の基礎として弱いこと」、「高校で地理・歴史・政経をしっかり学んだ生徒のほうが大学で伸びること」などを理由に、4単位科目の地理歴史を高校生に学習させてセンター試験を受験させようという動きを見せてきました。

(その結果、「倫理・政経」という、2科目4単位分の学習を要する科目を3年後の31期生の入試から実施することが昨年9月に決定しています。)
テキスト ボックス:  確かに、世界史AなどのA科目はB科目より10点程度平均点が低く抑えられています。この傾向は昨年から顕著に見られるもので、B科目受験を促す措置であると考えられなくもありません。

 政経・倫理の平均点は高く推移してきましたが、これは平均点を6割を基本とするセンター試験の作問方針に反することなの
で、来年以降はどうなるのか注目に値します。 

 理科にしても地歴公民にしても、平均点は毎年変わります。前年度平均点が高かった科目ではなく、自分が興味を持って学習できる科目を選択するのが1番の得策かもしれません。
3.理科の全国平均との差 
テキスト ボックス: <生物>  
 コンスタントに全国平均を上回っています。
<地学>  
 今回は近年で一番受験者数が多くなりました。受験者が多いと平均点が下がりがちですが、好調な成績をあげました。化学と比較するとこなす量が少ないので真剣に取り組むと得点しやすい、文系の受験者がもっと増えてもよい科目です。

テキスト ボックス: <化学>
 講習受講者が大変多かった化学は実力が大幅に伸び、全国平均点も高かったことから理科の得点源になりました。
<物理> 
 昨年より少し全国差を縮めました。
 
生物T 地学T 化学T 物理T 理科総合A
28期平均 56.9 55.5 67.1 58.4 76.0
全国平均 55.9 51.9 69.5 63.6 56.6
28期 1.0 3.6 -2.4 -5.2 19.4
28期受験者数 60人 11人 95人 56人 1人
<全国平均差>
  生物T 地学T 化学T 物理T 理科総合A
25期 2.7 -0.3 -11.4 -2.2 -3.8
26期 0.9 2.2 -11.9 -2.9 0.3
27期 1.3 7.3 -5.2 -6.9 8.2
28期 1.0 3.6 -2.4 -5.2 19.4
4.総合得点の全国平均との差
総合 文系合計 理系合計
28期平均 537.6 532.1 新川−全国
全国平均 555.0 573.0 文系6−7 理系5−7 新川(文−理) 全国(文−理)
28期−全国 -17.4 -40.9 25期 -25.7 -58.9 14.1 -19.0
26期 -42.5 -54.3 -4.2 -16.0
  新川−全国 総合点の文理差 27期 -33.1 -86.0 32.6 -20.0
文系6−7 理系5−7 新川(文-理) 全国(文-理) 28期 -17.4 -40.9 5.5 -18.0
25期 -25.7 -58.9 14.1 -19.0
26期 -42.5 -54.3 -4.2 -16.0
27期 -33.1 -86.0 32.6 -20.0
28期 -17.4 -40.9 5.5 -18.0
5.28期生の傾向
テキスト ボックス: @ これまで総合得点は全国と逆の傾向で「文系>理系」 でしたが、今年は理系が躍進して文理の平均点差がほぼ同じになりました。   
A 7科目受験者の文理比が、1昨年までは1:1だったのが、昨年から1:1.5と上位校の方に近づいてきました。 
B 教科バランスが昨年より良くなりました。例えば、昨年は英語が14点理系が低かったが、今年は文系と理系の差がありません。また、理科・地歴公民を上手に伸ばした生徒が多かったことが、全国平均との比較から読み取れます。 
C 28期生はセンター試験で大健闘したと言えます。  
 
6.来年度入試に向けて
テキスト ボックス: @ とにかく、模試で7科目受験を続けることがポイントです。国立型の勉強を続け、最後まであきらめなかった生徒が伸びています。 文系は7割630点以上必要な大学が多いのに対し、理系はそれ以下でも道外にたくさん選択肢があります。昨今の経済状況を考えると、7科目受験し続けて国公立受験に対応できるようにしておくのが得策です。
A 受験科目を吟味して決めたら、理科・地歴公民に早めに真剣に取り組んで仕上げていきましょう。
 例えば、小樽商大は基本は文系で受験します。理系の生徒が理科2科目で受験すると、センター試験で失敗した場合次に受験できる文系大学がなくなります。今年も理科・地歴の科目選択に問題があって、センター試験後の受験校探しに困った生徒がいます。
 教育大と商大は、北大理系をあきらめた生徒を拾うために特殊な科目設定をしているとおさえておいてください。